通販で購入できる冷凍の熊本産馬肉を馬刺しでおいしく食べるには?正しい解凍方法をご紹介します

冷凍馬刺しをおいしく食べるには

お肉の旨みたっぷりなのにあっさりとヘルシーに食べることができる馬肉は、今注目を集めている食材です。馬肉はスーパーではほとんど販売されていないし、近所に専門店もないから食べる機会がないという方もいらっしゃるかもしれません。 

馬肉を購入するなら、通販サイトがおすすめです。通販サイトなら、全国で馬肉の生産量が最も多い熊本県産のものを購入することができます。ファームで大切に育てられた熊本県産の馬肉は脂がのっていて、自宅にいながら本場の味を楽しむことができます。 

通販サイトで食品を購入すると、届けられた日にたまたま他の食材がたくさんあって困ってしまうことがあるでしょう。しかし、通販サイトの馬肉のほとんどは、冷凍保存できるものです。そのため、賞味期限は1ヵ月以上あります。長いものだと半年近くの賞味期限があるものもあり、余裕を持って食べることが可能です。 

冷凍の馬肉を美味しく食べる方法や馬肉を生で食べられる理由、馬刺しが余ってしまった時の調理方法など、馬肉を美味しく食べるために欠かせない情報を詳しくご紹介させていただきます。 

馬刺しの極み|解凍方法
厳選した馬刺しも解凍方法やスライス方法で味が落ちてしまいます。馬刺しをより美味しく召し上がっていただくための方法をご紹介します。
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冷凍の馬刺しの食べ方とは? 

冷凍の馬肉を馬刺しにするには、どのようにしたらよいのでしょうか。専門店で食べる馬刺しをイメージすると、特別なテクニックが必要なのではないかと思う方がいらっしゃるかもしれません。しかし、コツさえ押さえれば馬肉はご家庭でも簡単に調理して食べることが可能です。馬肉専門店の店主に教えていただいた正しい食べ方をご紹介します。 

まず、ブロックの状態の冷凍の馬肉を解凍します。正しい解凍方法は、真空パックのまま氷水に10分つけておきます。季節によって氷水につけておく時間は変わりますが、目安は10分程度です。中心部分だけ芯が残った半解凍状態になったことを確認したら、好みの厚さに包丁で切りましょう。 

注意したいのは、お肉の繊維に対して垂直にカットすることです。そうすることによって、柔らかい食感の馬刺しを楽しむことができます。カットする時は半解凍状態でも、食べる頃にはちょうどよい解凍状態になり「桜肉」と呼ぶのがふさわしいきれいなピンク色の馬刺しを食べることができます。 

馬刺しの極み|解凍方法
厳選した馬刺しも解凍方法やスライス方法で味が落ちてしまいます。馬刺しをより美味しく召し上がっていただくための方法をご紹介します。
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真空パックのまま氷と水を入れたボウルで10分程度解凍後、芯が残る状態で、写真のようにお肉の繊維に対して垂直方向に沿ってカットすることでとても美味しくお召し上がりいだだけます。

ワンポイント知識 

ブロックの状態の冷凍の馬肉は空気にふれている部分が少ないため鮮度が良い状態と言われています。居酒屋で出される馬刺しもブロックをカットしたものが多いです。本場の味を求めるならばブロックです! 

おすすめの食べ方は、馬刺しのタレを付けて食べる方法です。甘辛いタレが馬刺しの脂とともに口いっぱいに広がり、いくらでも食べられそうな美味しさです。おろしショウガやニンニク・大葉・スライスした玉ねぎといった薬味を巻いて食べれば、爽やかな風味やシャキシャキした食感が加わり、さらに美味しく食べることが可能です。 

厚めにカットすれば、噛むたびにあふれ出てくる馬肉の旨みを存分に味わうことができます。一方で、薄めにカットすれば薬味を巻いて食べやすく、あっさりと食べることが可能です。そのため、馬刺し初心者の方にはまず薄めのカットをおすすめします。薄めのカットに慣れた後、厚めのカットに挑戦していただくと馬肉本来の豊かな旨みをしっかりと感じられるのではないでしょうか。 

専門店では、当然美味しい馬刺しを食べることができます。しかし、ネット通販でお取り寄せした馬肉でも、正しい解凍方法を守ればご家庭で本当に美味しい馬刺しを食べられるのです。一度この味を知るとリピート間違いなしの美味しさではないでしょうか。 

繊維目の方向に注意しながら、概ね2~3mmくらいの厚さでスライスしてください。このくらいが食べやすい厚さとなります。

馬肉はなぜ生で食べられるの? 

「馬肉って生で食べても本当に大丈夫?」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。馬肉は品質管理が徹底されているので、安心して生食することができます。 

馬はもともと体温が高い動物です。そのため、O157は馬の体内の温度では生き延びることができません。また、さまざまな雑菌も繁殖しにくい環境となっています。まれに寄生虫がいることがありますが、すべての馬肉は出荷する前に冷凍処理することが義務付けられています。冷凍処理すれば寄生虫は完全に死滅させることが可能です。そのため、馬肉は衛生上、安全性がきわめて高いお肉と言えるのです。 

冷凍の馬肉は、鮮度のいい状態の馬肉を瞬間冷凍したものです。そのため、正しい解凍方法で馬刺しとして食べれば鮮度抜群の馬肉の旨みを味わうことができます。しかし、間違った解凍方法をすると馬肉の旨みが水分とともにドリップとして流れ出てしまい、味や見た目を損なうことになります。電子レンジの解凍機能を使用したり、室温で放置して解凍するのは絶対にやめましょう。 

馬刺しが余ってしまったら? 

旨みたっぷりなのにあっさりとした味わいでいくらでも食べられそうな馬刺しですが、時には余ってしまうこともあります。そんな時は、ラップをして冷蔵庫に入れましょう。この時間を置いた馬刺しは、そのまま食べてはいけません。ましてや、食べ切れなかったからと言って再冷凍するのも厳禁です。なぜなら、馬刺しは鮮度が良くなければ美味しく味わえないものだからです。そのため、冷凍の馬肉を解凍して馬刺しにしたものはできるだけその場で食べ切るようにしましょう。時間が経ったものは、空気に触れて表面が変色し鮮度が落ちています。このような馬刺しは、加熱調理しましょう。 

おすすめなのは、余ったタレや薬味と一緒にさっと焼く方法です。馬肉は加熱すると硬くなりやすいです。そのため、焼く時は時間を掛けて中心まで火を通すのではなく、表面を少しだけさっと焼く程度で構いません。馬刺しとは違って焼いて噛み応えが増した馬肉は、噛みしめるたびに旨みがあふれてくるのを感じることができます。 

馬肉は煮ても美味しい食材です。味噌煮込みやワイン煮込みといったさまざまなレシピは、インターネット上で検索することができます。ゆっくりと煮込めば煮込むほどホロホロと柔らかくなり、お子様からお年寄りまで誰でも食べやすい馬肉料理となります。普段使用しているお肉の代わりに馬肉を入れれば、馬肉の美味しさを改めて感じることができるのではないでしょうか。 

馬肉が余ったら、焼肉や煮込みなど普段使用しているお肉の代わりに馬肉を入れて味の変化をお楽しみください。

さまざまな馬肉の部位を食べ比べてみよう 

馬肉には、牛肉や豚肉などと同様にさまざまな部位があり、部位によって味が異なります。通販では、さまざまな部位の冷凍馬肉も取り寄せることが可能です。馬刺しの美味しさをより幅広く楽しむために、部位の食べ比べをしてみてはいかがでしょうか。 

馬刺しとして一般的によく食べられているのは「ロース」です。赤身ではありますが、軽く霜降りが入っていて柔らかいので、高い人気があります。牛肉や豚肉でも柔らかいロースは人気が高いように、馬肉でもロースを好む方が多いです。 

「モモ」も馬刺しでよく食べられている部位です。モモはきれいな赤身で脂が少ないのでさっぱりしているのが特徴となっています。ダイエット中の方や鉄分を摂りたい方におすすめの部位です。 

一度食べていただきたいのは「ハラミ」です。全体的に美しい霜降りが入っているので、馬肉界の大トロのような部位です。コクのある甘い脂が口の中に広がったかと思うと、次の瞬間さっと溶けていきます。ハラミは一頭しかわずかしか取ることのできない希少部位のため、ロースやモモよりと比較すると値段は高くなります。しかし、実際に食べてみればお値段分の価値をしっかりと感じられるのではないでしょうか。 

また、馬肉にしかない部位を味わえば、馬肉の奥深さを感じることができるでしょう。馬肉にしかない部位と言えば「タテガミ」です。タテガミは馬の首の後ろのたてがみが生えている部分で、ピンク色の馬肉の概念を覆す真っ白な見た目が特徴です。なぜ真っ白なのかというと、脂肪分とゼラチン質でできているからです。馬刺しで食べればコリコリとした食感なのに口の中の温度で溶けていくので、クセになる方が多いです。「タテガミを赤身のモモで包んで食べる」という、食通の方が密かに楽しむ食べ方もあります。 

「フタエゴ」も馬肉にしかない部位で、馬の腹の部分の赤身です。歯ごたえを楽しむことができる希少部位なので、他の部位と順番に食べれば食感が変わって良いアクセントになります。噛めば噛むほどに馬肉の旨みが口の中に広がるので、高い満足感が得られるでしょう。 

カットした馬刺しをタレや薬味で食べるのもいいですが、ぜひご賞味いただきたい食べ方があります。それは「ユッケ」で、ボウルに入れた醤油・おろしニンニク・ごま油・卵黄と馬肉を混ぜて食べます。馬肉のユッケは、牛肉のユッケとはひと味違います。馬肉の旨みがニンニクの香りやごま油の香ばしさとよく合いスタミナ満点の生の馬肉を楽しめるでしょう。 

盛り付けにもこだわるとより一層映えます!おろし生姜やにんにく、馬刺し専用醤油とセットでお召し上がりください。

冷凍の馬肉を贈りませんか? 

自宅で食べられる馬刺しの美味しさを一度知ると、何度もリピートする方は多いです。馬肉はタンパク質が豊富なのに低糖質で低カロリーな食材なので、疲れがたまっている方や健康管理に気を付けたい方にぴったりです。 

国内の馬肉の生産量は、熊本県が一位です。おうち時間が増えた今、冷凍の馬肉があれば自宅にいながらいつでも本場である熊本の馬刺しの味を楽しみ、ちょっとした旅行気分を味わうことができます。 

お世話になっている方や大切な方に、冷凍の馬肉を贈ってはいかがでしょうか。冷凍の馬肉は、お歳暮などのランキングでも常に上位に登場するほど根強い人気があります。美味しくて栄養豊富なのはもちろんのことですが、賞味期限が1ヵ月以上と長いのもポイントです。 

お歳暮の時期はいただきものがたくさんあり、賞味期限が短いものを贈るとかえって迷惑を掛けてしまうことがあります。冷凍の馬肉ならば賞味期限が長いものだと半年近くあることも。受け取った側が自分のペースで美味しく食べることができる冷凍の馬肉は、大切な方への贈り物にもぴったりです。 

まとめ 

冷凍の馬肉を馬刺しで食べる時は、真空パックに入ったまま氷水で10分程度つけて解凍しましょう。中心だけが芯の残った半解凍状態となったら真空パックから取り出し馬肉の繊維に対して垂直になるように包丁でカットしていきます。薬味を巻いてタレを付けて食べれば、ご自宅でも本場の馬刺しの味を楽しむことができます。 

馬は体温が高く雑菌が繁殖しにくいだけでなく、馬肉として出荷される前に冷凍処理が義務付けられているので安心して生食できます。鮮度がものを言う馬刺しは、解凍方法に気を付けましょう。馬刺しを余らせてしまった時は加熱調理してから食べるのが望ましく、焼いても煮ても美味しく食べることができます。 

馬肉にもさまざまな部位があり味が異なるので、食べ比べしてはいかがでしょうか。王道のロースやモモのほかに、霜降りが美しいハラミや馬肉ならではのタテガミやフタエゴも通販サイトでお取り寄せすることが可能です。 

ご自宅用はもちろん、お世話になっている方や大切な方にも冷凍の馬肉を贈りませんか。美味しくて栄養豊富な馬肉ですが、冷凍だと賞味期限は1ヵ月以上あります。受け取った側が自分のペースで食べることができるので、喜ばれること間違いありません。 

馬刺しの極み|解凍方法
厳選した馬刺しも解凍方法やスライス方法で味が落ちてしまいます。馬刺しをより美味しく召し上がっていただくための方法をご紹介します。
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